リザード・キングの墓(ロッキング・オン)/松村雄策

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1989年3月31日 第2刷発行。


 ビートルズが終わった。アニマルズも終わった。デイヴ ・クラーク・ファイヴも終わった。フーも終わった。ドアーズも終わった。バッドフィンガーも終わった。ジャックスも終わった。そして、アントニオ猪木も終わった。
 ジム・モリソンが死んだ。ピーター・ハムが自殺をした。ジョン・レノンは殺された。ホワイトも飲み終わった。ぼくのロック歌手生活も終わった。Nもいなくなった。そして小説も書き終わった。
 まわりに見えるのは、いくつもの墓だけである。僕は墓地にいるのだろうか。
(本書 あとがき より)


松村雄策は、1951年4月12日生まれ、2022年3月12日に逝去した、東京都出身の、ロック・ミュージシャン、音楽評論家、文筆家です。
本書は、著者がロック・ミュージシャンであることを止めた1983年から、小説家としての処女作『苺畑の午前五時』を発表した1987年までの間に、各種雑誌等に掲載された短編エッセイをまとめたものです。
それぞれ取り上げているテーマは、ロック、プロレス、映画、立ち食いそばなど多岐に渡りますが、共通しているのは、青春期の多感な時期に影響を受けたものに端を発して、その当初の瑞々しさを宝物のように大切に扱いながら、筆致に込めていることでしょう。
それは、1964年の初夏に映画「ビートルズがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!』を観た日、あるいは1966年の初夏に日本武道館でビートルズの来日コンサートを観た日に触れた衝撃が人生を決めたと著者自身も語っているように、どのテーマも自分のなかで守り続けなければならないものとして、心に刻まれたものでした。
しかし、時の流れとともに、守り続けなければならないと思っていたものの方が変化し消えていくなかで、時代に取り残された滑稽さや儚さを自覚しながらも、その消えていった宝物の輝きを意固地なまでに当初の信念のまま守ろうする著者の姿は、ときに軽妙でありながら、確固たる美しさが感じられます。
『十七歳の少年のように』と題された、ドアーズのジム・モリソンをテーマにした章では、自分自身の体重がシェイプアップにより軽減したことを面白おかしく語りながら、かつての生前のジム・モリソンの姿が、ファースト・アルバムとラスト・アルバムで全く異なる姿、贅肉をつけて太ってしまったことについて、次のように綴ります。


 ジム・モリソンも再生を願っていたのではないだろうか。死の直前、彼はパリで服をすべて買い替えたという。いかにもロックンロール・スターというようなそれまでの衣装は全部捨ててしまって、学生時代に着ていたようなカジュアルな服を買い揃えたそうだ。
 ジム・モリソンも再生をしたかったのではないだろうか。十七歳の少年のように。贅肉を削ぎ落としたかったのではないだろうか、十七歳の少年のように。しかし、その前に彼は死んでしまったのである。
 とりかえしがつかなくなる前に、贅肉を削ぎ落とさなければならない。再生をしなければならない。十七歳の少年のように。
(本書 190ページより)


人生の初期において受けた影響を守り続けることの決意や覚悟から醸し出される、確固たる筆致の美しさが、本書には満ち溢れています。


経年による汚れと変色があります。
それ以外は美品です。

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