近藤史恵★凍える島(第4回鮎川哲也賞)★ 創元推理文庫

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★商品説明★ 近藤史恵著 「凍える島(第4回鮎川哲也賞)」 創元推理文庫

     1999年 9月 文庫初版
     定価    480円+税  277頁

★著者略歴★  1969年、大阪生れ。大阪芸術大学文芸科卒。1993年「凍える島」で第4回鮎川哲也賞受賞でビュー。2008年、「サクリファイス」で第10回大藪春彦賞を受賞。

★作品内容★  1993年、第4回鮎川哲也賞。デビュー作。喫茶店経営のアヤメさん、共同経営者のナツコさんとたった二人の慰安旅行を計画するが、そこはお年頃の女性だから常連の客やその知り合いの総勢八人で無人島にバカンスにやってきた。無人島と入っても瀬戸内海の小島、本島とは目と鼻の先。だが、アヤメさんの不倫相手とその妻、ナツコさんの恋人など何か起こりそうな雰囲気、そして殺人事件。本格推理の孤島物「そして誰もいなくなった」を意識している事は確かだ。意欲的な作品だし、アヤメさんの語りは生き生きとしているが、サスペンスの盛り上がりに欠けるし、解決が蛇尾という感じがする。

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