てぬぐいの産地、大阪の堺市で織り上げた「白てぬぐい」。
どんな用途にも使いやすくをテーマに余計なものはいれない。
目が細かくなめらかな質感の岡生地を使いました。
とくにお料理や洗顔などで使ってもらうのがおススメです。
手ぬぐい業者さんから実際に聞いた裏技を教えちゃいます。
なんと手ぬぐいの極め細やかな生地は繊維が細かく、洗うと
毛穴の汚れや余分な角質がおちてつるつる肌になるのだそう。
しっかりメイクもスルッとおちるおどろきの洗顔方法なのです。
しかも端をぬっていない切りっぱなしなのではやく乾いて雑菌がたまらず衛生的。
長年使われ続けてきたものにはそれ相応の理由があるのだと再認識しました。
洗いかたはかんたん、
用意するのは手ぬぐいとふつうの石けんだけ。
(1) メイクしたままの状態で、顔をぬるま湯でぬらします。
(2) 水でぬらしてしぼった手ぬぐいを、まぶたの上から下にむかってぬぐいます。
(この段階でアイメイクが完全に落ちなくても大丈夫)※メイクが濃く不安な方は
先にその部分だけ刺激のすくないクレンジングでオフしましょう。
(3) 手ぬぐいに固形石けんをつけて泡だてます。
(4) おでこから順に洗います。力をいれず、円を描くようにやさしく洗って。
(5) 小鼻や目のまわりなど細かい部分は、手ぬぐいに指を巻きつけると洗いやすいですよ。
洗面器にはためず、流水(ぬるま湯)で洗いながしましょう。
ポイントは、やさしくなでるような力加減。
ゴシゴシこすると肌を傷つけるので、その点さえ注意して洗えば
皆さまつるつる肌への第一歩です。
料理番組では、つねにシンクの上においてある白てぬぐい。
ぬれたシンクをさっと拭いたり
一切り一切り、丁寧に包丁をぬぐっている先生たち。
その美しい所作に、いつも惚れ惚れしていました。
シンクの水分を料理中も常にふきとり清潔に保つこと、
包丁やまな板についた余計な水分をぬぐうことで、
料理の仕上がりに違いがでるそうです。
プロがそうしているのだから、
家庭でも真似できそうなところは取り入れる。
そうした細かなプロセスにこだわることが
美味しい料理の近道なのかもしれないですね。
一般には野菜の水切りはサラダスピナーを使う、
もしくはボウルとザルを使う方法だと思いますが
白の清潔な手ぬぐいに野菜をくるみ、
ふると遠心力とふきんの吸水性によりすばやく水切りができます。
このことを知ってからは、私は断然水切りは白てぬぐい。
場所もとらず、洗い物も増やさず。
茹でたあつあつの野菜の水切りもなんなくできちゃうので、
和え物や温野菜が水っぽくならない。
豆腐の水切りもおすすめです。
野菜の水切りくらいなら、白てぬぐいは
水洗いして干しておくだけで清潔に保てます。
ある日、ポテトサラダをつくろうとじゃがいもを茹でていました。
さあ、皮をむこうとおもったときに、「熱すぎ!」と手があちち状態。
そこで白てぬぐいを取り出して、じゃがいもをくるんでむいてみました。
素手でむくよりだんぜんするっとむけて火傷の心配も少なくなります。
それからはポテトサラダも怖くない。