【哲】【名品特別出品】織部黒茶碗(伝世・完器・久志卓真箱書・桃山時代)

Auction ends: 05/19/2024 21:46 (Tokyo)
Auction start: 05/16/2024 23:41 (Tokyo)
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織部黒の茶碗です。全体が濃い赤紫がかった焦げ茶色に上がっています。五斗蒔街道西方の浅間窯にて瀬戸黒が誕生し大萱、中窯を経て大平、高根、元屋敷と系譜は続きました。中窯まではほぼ意図的な変形のない所謂瀬戸黒、大平で縦ベラや轆轤目を意図的に加えた織部黒の様式が現れ、元屋敷とその周辺で鉄絵を加えた黒織部が完成します。ご存知の通り瀬戸黒、織部黒はマンガン分を含む鉄釉の一度掛けで窯から引き出して急冷することで漆黒の釉調を得ました。絵のある黒織部は鉄釉の掛け残し部分に絵付けをし透明釉を上掛けしています。こうすると急冷せずとも釉は黒く発色します。時折透明釉が薄めだったり掛け残しが多いと焦げ茶色の部分が多くなった物も見かけます。この茶碗がまっ黒でない理由はそうした時期に作られているためで、鉄釉一度掛けのまま他の絵のある二度掛けの黒織部と同時に焼かれたことによります。長い説明になってしまいましたが、急冷の手間を忘れたという物ではないと言うことです。一部の釉は濃い唇砂色に発色しています。伝世の落ち着いた味わい、無傷と言って良い状態の織部黒茶碗でお茶をいただける機会はそう多くはないでしょう。音楽家で古陶磁研究科の久志卓真の箱書があります。単なる変形ではなく深い計算の元に完成された織部イズムが脈々と息づく織部黒茶碗を堂々の名品特別出品です。箱、仕覆あり。・口径10〜14センチ・高さ6.8〜7.4センチ・桃山時代 ※新規の方、評価の悪い方の入札は取り消す場合があります。商品到着後は速やかに取引ナビの受取連絡を入れて下さい。