トーレンスへのオマージュ2 TD 124/ⅡのスタンドG&Bバージョン

Auction ends: 06/05/2024 21:51 (Tokyo)
Auction start: 05/30/2024 21:51 (Tokyo)
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商品の説明
私は、THORENS TD124 は、民生用のレコードプレーヤーとして最高の美しさを備えたモデルだと考えています。
このフォノモーターは、ガラードのオールドタイプと共に、ヨーロッパが生んだ優秀なオーディオ機器を代表するモデルとして知られています。
 
かつて、レコードプレーヤーは、音楽産業・パッケージメディアの主流でしたから、コアなオーディオフリークは、凝りに凝ったプレーヤーを作ってレコードを楽しんでいました。それが、コンパクトディスクの登場で、プログラムソースの主役の座を奪われ、今では、一部の熱心なアナログマニアか、逆にアナログレコードを新しいものと間違えて興味を持った若者にしか使われていません。

このような状況の中で、THORENS社は、他のオーディオメーカーが、低速モーターによるダイレクトドライブ/回転制御回路/サーボ技術を駆使したプレーヤーを作る中で、頑なにベルトとアイドラーを併用した機械式のプレーヤーを作り続けてきました。この態度は、quartzに頼らず、あくまで機械式に拘って精度の高さを追求する、Rolexの腕時計づくりに似ています。 

THORENS」という会社は、スイスに有って古くから精巧なオルゴールを作っていた会社と聞きますが、その製品は、どれも、精密機械の生産を地場産業として守ってきた、お国柄を忍ばせる確かなモデルばかりです。
私が、今回手に入れたTD124Ⅱというモデルは、その名のとおり、2番目にリリースされたモデルですが、とても小さく、丸みを帯びたスタイルと美しい色合いがキュートなプレーヤーです。

このターンテーブルに、SMEやグラドなど、ビンテージ製品と呼ばれるトーンアームを組み合わせたプレーヤーは、世界中に愛好者が多く状態の良い個体は高価で取引されています。物理特性では新製品に敵わなくとも、手元に置いて愛用したい、これがTD124です。 

掲載した写真は、私がスペシャルチューンを施したスタンドに載るTD124Ⅱです。この一台は、硬質な石材を鏡面仕上げにしたベースに接着された天然木の脚部に載っています。

一般に、このプレーヤーは、箱型の木製ケース(台座と表現されている)に収められていますが、私は、これに飽き足らず、オリジナリティーの有るものを作りたくなりました。それが掲載写真のスタンドで、今回の商品です。 このスタンドのベースは、20mm厚の硬質な黒御影石です。この材は比重が3有るので木材に比べて6倍も重く、ラックに据えると微動だにしません。聴感上は、超低域がガッシリした感じになり、無音時の静けさも増します。私が、ここまで拘るのは、静寂感を求めS/Nを重視するからです。

ベースにはφ30mmとφ50mmの硬質な木製の丸棒を接着してありますが、これにはフォノモーター本体に繋がるシャフトが入る穴が開けてあります。シャフトにはゴム製のマッシュルームコーンが被ってクッションとなり、振動を吸収するのはトーレンスの意図するところです。

写真のアームボードは硬質な木材を用いて新しいものを4枚ほど作りました。これは、アーム交換に対応するためですが、其々の底に鉛の板を接着して鳴きを抑える対策を施しました。

塗装は、ベースや脚部の色とのバランスを意識して、蜜蝋ワックス含侵のほか、ワインレッド、ゴールドなど、自動車の塗装を専門にする会社の会長に依頼して完璧を期しました。今回商品として採用しているのは、このうちの1枚で、右端のgoldバージョンです。

レコードプレーヤーは、手を触れて音楽を聴くツールです。この種のアイテムは、音の良さだけでなく、視覚的にも愉しめるものであって欲しいと思います。これが私の美学です。

塗装の色合いについては、美術専門の友人に相談して決めたもので、一般に塗られているblackより豊かな味わいが有ります。このスタンドを採用して、お似合いのトーンアームと組み合わせたプレーヤーは、音楽を聴いていないときでも、素敵なオブジェとしてリスナーを楽しませてくれると思います。

この配色のケースは、脚部を真鍮材の挽き物で作ったタイプも作りましたが、表面の酸化による変色を嫌って金色に塗装したので、視覚的には同じように見えます。しかし、音は異なります。

アームボードは、蜜ワックスを含ませたタイプも作りましたが、これは、とても上品で落ち着いた感じに仕上がりました。

なお、オークションの商品は、プレーヤーのstandとアームボードだけであり、フォノモーターは含まれていません。くれぐれもお間違えにならないよう宜しくお願いします。

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